『GODZILLA ゴジラ』でビルに押し倒されるゴジラを見て「け!ビルごときにひっくりこかされるゴジラなんて!」と思ったが『シン・ゴジラ』でこれでもかってくらいのビルにひっくりこかされるゴジラを見た時にゃあスタンディングオベーションだったね(心の中でです。後ろの方に迷惑ですからね) https://eigadon.net/media/96U5z9BjzrmogSc0blc
映画の中の一曲なら、『ベルリン天使の詩』に出てくるNick Caveのクラブシーン、『Lost In Translation』のエンディング「Just Like Honey」が、孤独な時に帰りたくなる青春の傷跡。😉
ベルリン天使の詩
https://youtu.be/VNHY_X-0nyI
Lost In Translation
https://youtu.be/gOpXt30kZCw?t=52s
昭和29年(1954年)に『ゴジラ』が公開されて以来そのシリーズは、平成16年(2004年)『ゴジラ FINAL WARS』まで28作品を数える。初登場時の身長は50米で、昭和59年版『ゴジラ』以降、 80米になったり100米になったり、その後55米、60米、また100米になったり、やけに身長に拘ったりしているが、私に「巨大怪獣」を感じさせてくれたのは第4作の『モスラ対ゴジラ』('64)までで、それ以降の作品、『ゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃』('01)を例外として、その巨大さを感じさせるものはなかった。シリーズでないが『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(’07)の冒頭のゴジラ登場シーンは本作を凌ぐ迫力があったことを付け加えておく。最近の巨大生物を扱った映画では『トロール・ハンター』('10)が私を満足させた至極の一品であった。
今から4年前の雑感。今じゃあここに『GODZILLA ゴジラ』『シン・ゴジラ』『キングコング 髑髏島の巨神』が加わる。
『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督・特技監督は『太陽を盗んだ男』の熱烈なファン。その『太陽を~』の準備稿段階でのタイトルが「日本対俺」であったことは非常に興味深い。また『太陽を~』の長谷川和彦監督の愛称は「ゴジ」勿論ゴジラから来ている。 https://eigadon.net/media/ytydbMdQ8Xm6jeKXz0s
蜘蛛嫌いだが蜘蛛ものの作品は大好きで、例えばクリント・イーストウッドも出演した『世紀の怪物タランチュラの襲撃』(’56)から所謂「お馬鹿映画」と云われる『ジャイアント・スパイダー大襲撃』(’75)、そしてスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮の(Arachnophobia=蜘蛛恐怖症という言葉を知った)『アラクノフォビア』(’90)。『スパイダーパニック』(’02)では大量の大蜘蛛に鳥肌を立てながら観てしまうくらい。映画ばかりではなく、スティーヴン・キング(彼も大の蜘蛛嫌い)の『IT』や、先の『耳嚢』における大蜘蛛の怪異や『平家物語』の「剣巻」等、読み物にも目を通さねば気が済まないのも私に課せられた業のひとつ。『耳嚢』の蜘蛛は一尺、『平家物語』の蜘蛛ときたら四尺、それを想像しながら読むにあたっては、全身総毛立たせ、読み終わった後も暫くは眠りにつけない。そういえば『ゲゲゲの鬼太郎』のテレヴィ・シリーズ第2期(’71)15話の「牛鬼」(実際には蜘蛛の妖怪ではないが、その形状から私には蜘蛛を連想させられてしまった)はこれ以上に無い程に蜘蛛の恐怖を植え付けさせたものとなっている。恐怖は悦楽なり。
10分過ぎから始まるOP。不可解に入り組んだストーリー。悪役然とした女ボス。差迫る危機。無駄を省いたあらゆる効果。次回への余韻を残すエンディング。やたらと長いエンドロール。最高かよ『ジュラシック・シャーク』 https://eigadon.net/media/HkClmyyTEg1c48frZkI
何故映画を観るのかって?
現実から逃げ出したいからさ。