『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
なんかマーベル祭りになっているけど、Unext のポイント使い切って月末に退会したいと思ってるのと、体調が芳しくなく重いのはつらいな、ということで、こうなっていますw
ヒーローものとはいっても、テーマは軽いどころではなく、正義の遂行のために犠牲になった無辜の被害者にどう向き合うか、ってもの。
しかし超人というのは難儀なもので、ふつうなら諦めるか法の支配に期待するか、っていうのを自力救済に走ってしまう。お話としてはおもしろいけど、現代社会で突出した能力のある者をシステムに取り込むのは難儀だよねぇ。いないほうがいいという結論になりそう。
空港での格闘シーンは超人大決戦という趣で、飛行機までがんがん壊しちゃうのがすごい。
仲間割れという陰惨な対決を、スパイダーマンの幼さを強調することで救っているのは、うまいなぁと思った。
あと、ふつうの生活空間にいるビジョンの違和感すごくて、出てくるたびに笑えた。
『ザ・ウォーカー』
彩度を落とし、白っ茶けた世界。目的の地にたどりつくと自然な色になるの、ありふれた手法ではあるけど、映画らしい見せ方で好き。
文明が失われた後の荒廃した世界を描いたものの中では、とくに新味はないんだけど、匂いに何度も言及しているのがよかった。水も石鹸も極端に不足したら、っていうのが現実的に迫ってくる。
途中までデンゼル・ワシントンかっこいい! と思って見ていたんだけど、後生大事に守っている本がバイブルとわかり、だんだん神がかりになってくるにつれて、乗れなくなってきた。
聖書を、というか、信仰を支配の道具と考えるほうが当たりなんじゃなかろうか。
なんか見た顔だなぁと思ったら、ジェニファー・ビールス。すてきに年を重ねている感じでした。
シェイプオブウォーター
この映画の悪役のおっさんが一番可哀想である。
終始、上司であるクソ元帥にいびられ続け、家でも全く心の通じてないクソ妻にセックスの相手をさせられ(おっさん指を怪我してるというのにセックス相手は厳しいだろ・・・何考えてんだこのクソ女www)、イライザからはFuck youと手話で言われ・・・散々だ。
心の穴を埋めるためにやってることはキャデラックを買うこと。飴を舐めること。
まぁ実際、世の中の大多数が、このおっさんみたいな感じで生きてるわけだ。
このおっさんみたいな人に観て欲しいんだよな、この映画。
この映画で癒される事で、部下をいびらないようになってくれたら、世の中はもっと良くなるはずだwww
『ブラックパンサー』
あのおばさんは韓国系アメリカ人だったのか。
http://kwebtour.blogspot.jp/2018/02/blog-post_7648.html
たんに韓国語がへたなだけだったらしいw
『スリービルボード』
真っ先に出てきた感想は「イナカはいやだ!」w
よくほのぼの映画で「悪人出てこない」みたいなのがあるけど、これは逆で「いい人」は出てこない。
唯一マシな警察署長は、妻子を置いて自殺しちゃう。たとえ数カ月の違いとはいえ、身勝手なのは間違いない。
主人公も、障がい者に対しては、レストランで相手はネクタイにジャケットなのに、自分は作業服姿で「わたしはこんな人とデートするような人間じゃない」という、ウエメセのオーラ全開。不機嫌より、犯罪より、暴力より残酷だった。
いろんな意味で残酷な話なんだけど、どこか救いのある雰囲気なのは、音楽がしみじみしているからかも。いきなりの「庭の千草」にはちょっとめんくらったが。
映画は劇場で見たい。韓国映画多めです。
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