@josejose 軌道修正し始めたのはそこからですね。
バットマンVスーパーマン公開時にノーカット版とは出来が大きく異なる再編集版をワーナーが世に公開し、結果酷評。
その後ノーカット版を発売したら逆に評価が上がるという酷い事態が起きて、この頃から徐々にワーナー上層部とスナイダー陣の間にある溝が出てきた感じです。
そしてバットマンVスーパーマンがコケた理由を「単純に暗かったから」と間抜けな解釈をし、「じゃあアベンジャーズの真似すればいいじゃん!」ってことでザック監督と作曲家ジャンキーXLの代わりにジョスウェドンとダニーエルフマン連れてきた結果あーなっちゃった感じです。
ファースト・マン
鑑賞してからしばらく間を空けてみました。2D字幕で見たんだけど後で後悔。ロケット、テスト機、飛行シーンはまさに体感できるので深く味わいたい気持ちが強くなる。IMAX4DXって入ったことないけど、それで鑑賞したいな。機体の軋む鈍い音とかあのローテク時代を思うとそれだけで怖い。物語はやっぱりチャゼル監督の味が出てて当時の偉大な業績を礼賛するのではなく、その裏をしっかり描いていて納得。目指すものに向かって努力する姿なんかなく淡々と手順通りにオペして宇宙に飛んでいくのが、逆にアストロノーツのリアルな気にさせるのもいい。理系なんだな。感情の振れがあまりでてこない。だって人類から選ばれたエリートなんだから当たり前に努力してんだもんね。そのへんは宇宙兄弟辺りで予備知識仕入れていた影響もあるかも。月面を伝えるのに無音というのも納得。後で思うとリズムや音、間のとり方も全編月面を表現してたのかも。
「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」見てきた。実にマットおじさんとアレハンドロおじさんの闇が深い映画。北中米国境で繰り広げられる麻薬戦争のリアルを描いた前作とは打って変わって、麻薬カルテルと移民エージェント、移民テロリストの繋がりに切り込む。といっても、当然まともな捜査するのではなく、メキシコマフィアのドンの娘を誘拐し、それをライバルマフィアになすりつけて、マフィア同士の抗争演出。共食いさせて移民テロリストの流入を防ぎつつ壊滅させようというえげつない作戦。前作で誘拐犯を追いかけていたマットとアレハンドロが、全く逆のことをして、しかも自作自演で罠にハメようというのだから、見ててうっすら笑いがこみ上げてくる。そこから、まあ2転3転で、作戦が瓦解していくワケだが、メキシコマフィア絶対殺すおじさんことアレハンドロは、誘拐した娘(彼女は救出に来た人と思ってる)との逃避行で人の心を取り戻すのか?……からのラストにビックリ!
昭和生まれの爺 暇のときは 本を読みながら映画見てます。